2007年1月7日日曜日

iBeam取り付け

学生時代にアメリカで買った安物アコギにピックアップを取り付けてみました。
ピックアップっていうのは、アコースティックギターをエレキギターみたいにマイクを使わず音を出力するものです。一般的にピックアップがついているアコースティックギターを、付いていないアコースティックギター「アコギ」に対して、「エレアコ」などと言われています。要するに「アコギ」を「エレアコ」に改造したわけです。
改造と行っても簡単。
使用したピックアップは「L.R.BaggsのiBeamパッシブタイプ」です。ギターのケツ(失礼)に穴を開け、ブリッジ(弦が生えてくる所)の裏に貼り付けるだけ。
しかしこのピックアップはパッシブタイプ。コイツだけでは音を増幅してくれないのです。ちなみにパッシブタイプに対して音を増幅する回路を持ったものをアクティブタイプと言います。iBeamにはアクティブタイプも売っているのですが、電池ボックスを付けたり、ボリュームノブを付けたりと大変そうなので、パッシブにして音を増幅するのはギターの外側に持ってこようと思ったわけです。

増幅機(プリアンプ)として、同社の「Para Acoustic D.I」を使用する事にしました。こいつがなかなか優れ物で、音を増幅するプリアンプ回路にD.I(PAに出すときには絶対必要。ライブの時とか)機能が含まれているのはもちろん、イコライザー(音質調整)がパラメトリック使用なのです。そう言えば、製品名にパラって付いている。

パラメトリック、、、、、。難しいですね。
要するに僕みたいな音響とか音声に携わるものには非常に分かりやすく(逆にそうじゃない方には難しいかも、、)理にかなった音質補正機能なのです。構造的にもハウリング(ピーとかブーンとか言うやつ)をより防止できると思います。さらに極性のリバーススイッチもついてたりとまるでミキサーのチャンネルが一個の箱になったって感じで、僕にとっては痒いところに手が届いた感じで、非常にいい!
大きさもコンパクトエフェクターサイズだし、音質も問題なし。パッシブタイプにして正解でした。

まだライブでは使ってないですが、音のほうは思っていたよりずっとイイ!正直ここまでピックアップに期待はしていませんでした。
すごく自然な響きで、ピエゾ(ピックアップの一種)とかよりマイクで取った音にすごく近づいてます。ライブの時はさらにマイク立てて足せばすごくよさそうです。
EQ(さっきの音質補正装置)フラットでは少し低いところが盛り上がっててモコモコしてますが、これは補正すれば全然OK。
時代は進歩してますね~。

音響機器に触れた事がある人とか、機械好きな人には絶対お勧めです。逆にあんまり詳しくない人とか機械嫌いな人はアクティブタイプの方がいいみたいです。ギターに一体化できてスッキリつけれるのもアクティブの魅力ですね。





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