2007年4月12日木曜日

桜マス

先日うちの水槽には新しい仲間が加わりましたが、そいつがヤマメアマゴに似てたので、すこし調べて見ました。

ヤマメ
サクラマスの陸封型。本州の関東以北の太平洋岸と日本海側全域、九州の一部に分布し、アマゴと分布が分かれていたが、近年盛んになった放流により分布が乱れている。体側には青色のパ-マ-クが並び、全長40cm位まで成長する。

アマゴ
サツキマスの陸封型。神奈川県西部以西本州太平洋岸、四国、九州の一部以前はヤマメと分布が分かれていたが、近年盛んになった放流により分布が乱れ、混在するところがある。神奈川県西部はアマゴの分布の東限といわれている。ヤマメとの違いは、側線の上下から背部にかけて朱点が散在することである。

両方とも成長とともに海に下る魚ですが、何らかの理由で海に下らず一生を川で過ごすようになったのを、ヤマメ、アマゴというそうです。
両者とも渓流釣りで有名な魚だけあって、放流などで交雑種が増えているそうです。
川に閉じ込められることにより外界と隔離されたため、各川によって多少の固体差があり、地域固有の特徴を持つものが多いだけに残念です。


残念といえば、うちの水槽の「ハナビ
詳しく調べて見たところ、棲んでいるのは水草が生い茂ったミャンマー北部の池で、付近は外国人の立ち入りが禁止されている土地が多いそうです。
そしてこの魚、どうやらほとんど絶滅に近い状態に陥ってしまったそうです。理由は乱獲。昨年の8月に発見され、最初は生息地が秘密にされていたもののすぐに観賞魚業者にばれてしまったそうです。
その後、わずか数ヶ月であるタイの業者は15,000匹この魚を出荷しました。全ての業者のこれまでの出荷量はこの10倍程度になるのではないかと考えられています。主な輸出先は日本、アメリカ、ヨーロッパです。現地ではどうやらほとんどこの魚がいなくなってしまったそうです。
この池だけいなくなっただけで、回りの川や池は手付かずだという報告もありますが、今後の購入は止めたいと思います。
よく調べないで購入したことを、とても後悔しています。繁殖も容易なようで、今後輸入されないようになることを祈っています。

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