2011年2月11日金曜日

続・iDVDでスライドショーを綺麗に焼く方法。

「iDVDでもっと綺麗にスライドショーを焼けないものか?」と再び友人から質問があったので、今度は実際にいろいろ検証してみた。

検証したときのスライドショーの作成手順は、
 iMovieを立ち上げ、そこに使用する写真をどんどん放り込む。
 適当に順番を決めて並べてゆく。

これで、スライドショーとしての形は完成。あとはこれをムービーファイルとして書き出して、ライティングソフトでDVDに焼いてゆく。


友人はライティングソフトであるiDVDがどうも信用できないと言っていたので、今回はiDVDの他に、Macのライティングソフトとして定番の「トースト」とも焼き比べてみた。


まず、iMovieからムービーファイルを書き出すには「共有」メニューから書き出すが、いくつかの方法がある。

「共有」メニューを開くと、iDVDという項目がある。コレをクリックすると勝手にiDVDが立ち上がりライティング出来る状態になる。一番簡単な方法だが、出来上がった画質には愕然とする。エッジやハイライトが滲んで非常に汚い。
以前は、iDVDのエンコード品質を処理優先から最高品質にすると良いよとアドバイスしたが、これはあまり良い結果を得られなかったようだ。


今回は他の方法を試してみる。
iMovieから一旦ムービーファイル(.mov)として書き出し、それをiDVDに読み込ませてみる。


試した書き出しは、「ムービーを書き出す」「QuickTimeを使用して書き出す」の2つ。
もう一つ「メディアブラウザ」という書き出し方法があるが、今回は検証していない。



「ムービーを書き出す」では、書き出しサイズにHD 1280×720を選択。

「QuichTimeを使用・・・」では、オプションの設定で、
圧縮の種類をH.264、圧縮プログラムを「最高」。サイズを1280×720に。

圧縮の種類をApple Intermediate Codec、圧縮プログラム「最高」、サイズ1920×1080に。
の2つを試してみた。



このiMovieで書き出したデータをそれぞれiDVDの「読み込み」で読み込んでライティングしてみる。もちろん「最高品質」で。iDVDでは書き出し設定をそれほどいじれない。



<結果>

「ムービーで書き出す」と「QuickTimeのH.264」で書き出したものが同じ傾向で、一番きれいだった。これなら合格点ではないだろうか?


Apple Intermediate Codecがよいとも聞くが、サイズがでかくし過ぎてiDVD側で高圧縮されたのか、共有からiDVDを選択した場合よりは綺麗だが、H.264にはかなわなかった。
サイズを1280×720やもう少し小さいサイズにしておけば、良かったのかもしれない。どうせDVDに書き込まれるときには720×486になるのだ。

感覚的には、iDVDは自動で圧縮率がかわるので、できるだけiDVDに圧縮させない感じかなぁ・・・?



では、このQuickTime H.264で書き出したファイルをiDVDではなく、定番ライティングソフト「トースト」で焼くとどうなるのか?

トーストのビデオライティングメニューもあまりいじれるところはない。とりあえずエンコードは最高品質を選択。


結果は意外にもiDVDで焼いた方が綺麗だった。
iDVDも捨てたもんじゃない。タイトルメニューもカッコイイしわざわざトーストを買わなくても良いと思う。



つまり今回試した中でベストな方法は



「共有」メニューの「QuickTimeを使用して書き出す」を選択して、
圧縮の種類を「H.264」、圧縮プログラムを「最高」。サイズを1280×720に。
(サイズは結局SDの720×486になるので、もう少し小さくしたほうが良いと結果がでるかもしれない)



書き出したファイルをiDVDの「読み込み」で読み込む。
エンコードの品質を「最高品質」にて書き出す。


だ。

これで写る映像に我慢できなければ、ファイナルカットプロを買って「DVD STUDIO Pro」でエンコードしてもらうしかない。
やってみて~。

2 件のコメント:

  1. ども 監督の 井筒です  ありがとうございます  いや〜検証って素晴しいですね  その前にいろいろと検証しうる道筋があることを思いつきません 知識と脳の違いですね さすが西高生 今から検証の検証をしてみます なんだかいいよかん。。。

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  2. どうだろう?監督。うまくいったかなぁ・・・?
    iMovieで書き出したファイルが4.7G以上にならないようにするといいよ。DVDの書き込み容量を超えると、圧縮されるからね。

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