2012年12月26日水曜日

普段弾き、運指練習用のアコギを考える

我が家にはアコースティックギターが2つある。ひとつはチェコ製で良く鳴り、弾きやすい。もう一つは渡米記念に買った安物ギター。合板トップで全然鳴らない。弾いていて楽しいのはもちろんチェコ製。

しかし、チェコ製のギターは最初から鳴るようにトップの板が薄いため、弦を張るとブリッジ付近がすこし膨らむ。このまま弦を張りっぱなしで保管すればいずれトップが膨らんだままになり、いろんなトラブルが起こってくると思われる。ネックも弾きやすいように薄めなので反ってくると思われる。
以上の理由で毎回弾いた後は弦を緩めてハードケース保管している。

一方、渡米記念の安ギターは、すべて合板なため15年ほどレギュラーチューニングしっぱなしだが、まったく変形しない。ネックも細めだがまったく反らない。弾いたらそのまま壁に掛けている。


よく弾くのはどっちか?


渡米記念ギターだ。



めんどくさがりの性格も相まって、抱えてすぐに音が出せるというのは非常にありがたい。
ありがたいが、音はペラペラで鳴らない。雨の日なんかはびっくりするほど音が篭る。湿度によって音がこんなにも変わるものかというほど日々音が違う。もちろんチューニング精度もかなり悪い。
出音を気にせず弾けるのは弦を交換して3日くらいまで。あとはほぼ音は死んでいる。
おまけに15年のうちにフレットはかなり減ってきている。
それでもよく弾くのは渡米記念のほう。


毎回チューニングして良い音で練習できればよいが、ただでさえチビっこ達ににもみくちゃされる環境のため、ギターを触れる時間は限られている。
チューニングが、練習のヤル気をバッサリ削いでくれる。



長いブランク、練習再開せねば・・・ ということはそろそろ丈夫な新しいやつ・・・・・・

と妄想しているわけ。




普通、楽器を購入する場合はやはり音が重視される。もちろん弾きやすさも重要だが、一般的には出音の良さで購入を決める人がほとんどだ。それは正しいと思う。特に人に聞かせるということが前提の場合は、音で観客を魅了しなければいけないので最重要ポイントだと思う。

自分の場合は出音もたのしく弾ける重要な要素だと思うし、音が良ければ自ずとよく触り練習もするだろう。しかし「音」と「弾きやすさ」どっちが重要かと聞かれれば、弾きさすさが僅差で勝る気がしている。要はそのバランスが納得できる楽器が買いの楽器だと思っている。人に聴かすという機会は殆ど無いのも要因か、、。


今回は練習用のアコギ購入を妄想しているので、いささか変わった選択方法になるかもしれない。
要するに、弾きやすさと丈夫さをポイントに選定するつもりでいる。音はまぁ3番目の要素になる。
エアコンにさらされ湿度の大幅な変化のなか、チューニングしっぱなしで保管しても変形せず、子どもたちのアタックにも耐え、そこそこ弾きやすいギターと言うわけだ。
渡米記念ギターの値段がたしか120ドルくらいだったので、それに代わる購入予定の予算も自ずと低くなる。


要するに安くて、丈夫で、そこそこ弾きやすいギターが欲しい!となる。


安くて丈夫なのはたくさんあると思う。安いギターは合板が多く使われているからだ。ただそこに弾きやすいという物はあるのだろうか・・・?

いろいろ探してみるつもり。