2012年2月24日金曜日

ADA グリーングロウ604(ジャンク) インバーター化

去年の夏にオークションで「ADAグリーングロウ604」(ジャンク)を1500円程で落札してしまってからもう半年以上。それは我が家の片隅にダンボールでくるまれたままの姿で眠っておりました。

そもそも新しい水槽を立ち上げる計画は、このグリーングロウを落札してしまったがために始まったといっても過言ではありません。

その後、結局このライトのサイズに合わせて60cm水槽を購入し、同じくオークションでフィルター(ジャンク)を落札し、小遣いの範囲内で少しづつアクアリウムのためのグッズを集めてきました。


そして先月末、重い腰を上げついにグリーングローが入ったダンボールを開いたのです。


この照明システムは、結構古いため今では珍しいグローランプの付いたの蛍光灯です。スイッチ入れたら「カチっカチカチカチ」とグローランプが点滅して蛍光灯がつきます。まぁジャンクなので1灯しかつかなかったんですが、、、、。

最近はどれもインバーター式で、スイッチ入れるとパッとすぐつきますね。
実は、蛍光灯が同じでもインバーターのほうがエネルギー交換率が良いため若干明るいんです。

なので、どうせジャンクだしインバーター式にしてみよと思った次第です。
例によってGoogle先生で検索すると、何件かインバーター化した先人達を発見しました。コレならできそうです。


パカッと開きました
結構汚れてる。反射板も水垢だらけ。海水水槽に使っていたのか、ところどころ錆びて・・・・。

写真に撮ると少し綺麗に見えますが、実際は水垢でガッサガサ。ネジは半分錆びています。4つある四角いやつが安定器で、同じく4つある丸いのが、グローランプのソケットです。インバーター化に際して必要なくなるので、外してポイっ。


んで、ファンも死んでいました。 水垢とカビにまみれています。写真でもこの汚さ。
この時点で各部をテスターであたって行きました。スイッチ類は全部使えそうです。


今回のインバーター化にあたって、心臓部ともいえるインバーター回路をどう調達するか悩みました。
安くすますならインバーター式蛍光灯電球を4つ買ってきて、パカッと割って中のインバーター回路を抜く方法があります。大体一個800円ほどなので、4個で3200円。
もう一つは、回路がそれほど複雑では無いので自作する方法がありますが、パーツ調達および基盤製作がめんどくさすぎるのでパス。

最終的に、完成回路基板だけ買いました。値段も3000円ほど。この基盤一枚で2灯点けることができるので、2枚購入。6000円ほど。電球に比べて高くなりますが、こっちの方が電気効率がよく安定しています。差額を考えるとアリかなぁと。

ボズシ工房さんで、AQ-F18W_Fというやつを購入。こちらのお店は、後払いなので注文したらすぐに送ってくれます。丁寧に作られているという印象。


アクアリウム用の照明器具は、当然水槽の水の上に置かれるので湿気を帯びます。今回のやつも送られてきた時点で相当湿気で錆びたり、水垢がついたりしていました。
電気回路に水は大敵なので、防水対策をとることに。


ハヤコートというスプレー式のコーティング剤があるので、それを配線した基盤にスプレーします。今回は3度塗りしました。薄いナイロンっぽい皮膜ができて、絶縁効果もあります。便利。

ついていたファンは死亡していたので、必要なら交換することになるんですが、使用を見てみると100V-120Vで動くみたいです。同等品を物色してみると結構お高い。まぁインバーターになって発熱がそれほどでもないので、なくてもいいと思います。

が、大きさは80mmのファンなのでPC用のもので代用することにしました。PC用はほとんど12Vで動くので、100Vー12V変換も必要です。
会社の倉庫でノートPC用のジャンクACアダプターが数個転がっていたので、12V電源はコレを流用。



んで、こうなりました。 50hz/60hzの切り替えSWはバイパスして60hzオンリーにしました。関東では使えません。
左下の基盤がノートPCのACアダプターです。この基盤もハヤコートでコーティングしました。

ファンはもともと排熱用っぽかった(たぶん)ですが、今回はインバーター化で発熱が抑えられることもあり、水面に風を吹き付ける方向に付けました。夏場のクーリングファンを兼ねれるかな・・・?
グローソケットや、安定期を固定していたネジの穴は台所用アルミテープで塞ぎました。

そして今回一番大変だったのが、反射板磨き! なめてました。
汗だくになりながらコンパウンドで何度もみがいて、ここまで持ってこれました。もう二度としたくありません。

仕上げにハヤコートで接点部分をコーティング。錆びたネジも新品のステンレスネジに交換しました。動作チェックも無事すんで、あとは筐体に入れれば完成です。


筐体にはめる時に気づいたんですが、ACアダプター基盤がこの位置だと、筐体と干渉して入らなかったです。なので、この後もう少し右にずらしました。

2012年2月22日水曜日

メタルジェットパイプらしきものを製作

新水槽計画、ものすごい長期的な製作になっているが、一歩づつ進んでいこうと思う。
今回は、外部フィルターへの給排水管を考察。

ガラス製のものが目立たず綺麗なので人気のようだが、O型で面倒くさがりの自分にはガラス製品の扱いは向かない。

そこで目をつけたのがADAの「メタルジェットパイプ」。ステンレス製の管の先にこれまたステンレス製のメッシュ状の管がつながっているモノ。例によってADAなので高い。それに家にあるフィルター(エーハイムプロフェッショナル3 2071)のホース径に合わない。

で作ることにした。

幸い同じ事を考える先人達がいらっしゃったので、いろいろ参考にさせていただいた。

プロフェッショナル3シリーズのホース径は16/22mmなので、ステンレスパイプは外形16mmのものを調達。自分で曲げられないので知り合いに頼んで適当に曲げてもらった。
ADAのメタルジェットは固定用の吸盤が取り付けられる突起があるが、自作のヤツはパイプを曲げただけなのでそんなものはない。どうやって固定するかはその時考える・・・。

曲げてもらったステンレスパイプの先にメッシュ状の筒を付けないといけないので、ホームセンターの金網コーナーで物色。2mm升のものが一番細かったので、これにしようと思ったが、一応店員さんに「もっと細かいもんはないのかい?」と尋ねたら、その店で扱っている金網にはないが、網戸用ならあると教えてくれた。


網戸???


どうもステンレスの網戸用ネットがあるというのだ。知らなかった。
ペットに破られないようにステンレス製の網戸にする家庭もあるのだとか。なるほど・・・。

ということでステンレス網戸用ネットを購入。想像していた網目にかなり近い。1mm升といったところか。


その網戸ネットを適当に切って、適当に丸める。(一度パイプに巻きつけて巻きぐせをつけてやると巻きやすい。)
少し重なる部分を作っておいて、網戸と一緒に購入したステンレス製の細ーい針金で固定した。


パイプとの固定は、最初パイプに小さな穴をあけて同じようにステンレスの針金で固定しようと思ったが、穴を2個開けた所でステンレス用ドリルビットが折れたので諦めた。そして、水に強そうな接着剤で固定してしまった。

ちなみにセメダインの「SUPER Xゴールド」という接着剤を使用。この接着剤が適しているかどうかは分からないが、成分がアクリル変成シリコーンポリマー(98%)で、水に強そうだったため。



最下部にもステンレスパイプを短く切って接着。そこはゴムブロックをカッターで成形して栓をした。



で、完成したのがコレ。

長さ、曲げ、すべて適当に作った。これで良いのか悪いのか、、、。ただ少なくともエーハイム純正の緑色の管よりは水槽内での見栄えは良いと思う。
今回はコレを排水側に使う予定。給水側はスポンジフィルターを使う予定。