2007年1月25日木曜日

試奏

先日、ヤマハ楽器店さんにて色々試し弾きさせていただきました。
エレガットをと言うことで試奏させてもらったのは3本。
タカミネDSP-316  アリアAC-80CE ヤマハCGX-171CCA
一番ラインの音がいいなぁ~と思ったのは、タカミネです。さすがエレアコメーカー。なんと世界初のデジタルプリアンプ搭載で、音のセッティングがメモリー出来てリバーブもかけれます。
アリアとヤマハは甲乙付けがたく、ヤマハのほうがコンデンサーマイクをピエゾにミックスしているだけあって自然な響きです。アリアはピックアップとプリアンプがFishmanで太い音がします。

しかし、3本とも想像してたよりすごくラインの音がよかったです。技術は進歩しているみたいです。
生音に関しては、アリアが一番大きく、好みの音でした。スペインの工場で作られているみたいで(アリア監修のスペインブランド「ホセ・アントニオ」と同じ工場なのでしょう)音が明るくカラッとしています。

一番生音がしょぼかったのはヤマハです。ぺらぺらです。でもネックがアコギと同じ太さで弦高が低いのですごく弾きやすい!
トータルで作りがしっかりしてて、生音とラインの音の扱いやすさでみればタカミネが良かったような気がしますが、迷うところです。

そして音の違いを知りたかったのでちなみに~ということで生ギター(ナイロン弦)も弾かせてもらうことになりました。

アストリアスカスタム 中村正彦NK-2の2本です。
両方とも九州にある「アストリアス」というメーカの工房で作られていて、一本一本職人の手作りです。中村正彦さんというのはその職人のなかの一人だと思います。大手メーカーには珍しく、自社ブランドの製品とともに個人制作の製品も販売しているようです。
2本ともすごく完成度の高いギターで、見た感じからも丁寧に作られたのが分かります。
中村さんの方から弾かさせてもらいましたが、最初の一弾きでわかります。全然違う!!
音も前に飛び出る感じで、透き通ったような和音です。すごいです。
アストリアスカスタムもすごく良かったです。チューニングピッチは正確だしネックも国産ギターなので日本人向きなのか握りやすい。
ヤマハの店員Mさんもアストリアスを進めるのがよく分かりました。
いいメーカーですね。

エレガットはライン出力を前提に作られているのでわざと生音を押さえているという話を聞いたことがあります。確かに生音がよくでる楽器ほど外からの音も響きやすくなるので、PAに出すときはハウリングを起こしやすくなります。ピアノなんかがいい例で、PAに出すときは蓋を閉じたりします。
でも家で弾くときは普通生音で弾くでしょうし、ライブで弾く時間より家で弾いてる時間が圧倒的に長いわけだから、生音も大事だしなぁ~っと、、、。



そうです。購入を考えております。
たばこを止めて貯めたお小遣いを元手に、、、。

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デパーテッド

久々に映画館に行ってきました。というより行けました。
子供が生まれてから一回もいけた無かったのですが、たまたま親にあずける事が出来てたんです。それも上映の10分前に!!

映画は見れたらなんでもよかったのですが、一番ドキドキしそうな「デパーテッド」です。

映画館についたら、本編が始まって5分だそうで急いで駆け込みました。
不思議なもので銃声などの大きな音が鳴ると違う意味でドッキッとします。
本能的に「子供が目をさまさないだろうか、、、?」と思ってしまうのです。
子供が生まれてからというもの、映画は家でDVD。子供を寝かしつけてから再生ボタンを押すのです。もちろん大きな音では見れないのでボリュームを絞って、、。
それに慣れていたせいかどうしても大きな音がすると、子供のことが気になります。はやく子供と一緒に映画館に行けるようになりたいものです。

しかし久々の映画館。急いで駆け込んで、終わると急いで家に帰ったけど楽しかったです。内容もドキドキハラハラで映画の醍醐味を味わえました。
また行きたいなぁ、、、。





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2007年1月7日日曜日

iBeam取り付け

学生時代にアメリカで買った安物アコギにピックアップを取り付けてみました。
ピックアップっていうのは、アコースティックギターをエレキギターみたいにマイクを使わず音を出力するものです。一般的にピックアップがついているアコースティックギターを、付いていないアコースティックギター「アコギ」に対して、「エレアコ」などと言われています。要するに「アコギ」を「エレアコ」に改造したわけです。
改造と行っても簡単。
使用したピックアップは「L.R.BaggsのiBeamパッシブタイプ」です。ギターのケツ(失礼)に穴を開け、ブリッジ(弦が生えてくる所)の裏に貼り付けるだけ。
しかしこのピックアップはパッシブタイプ。コイツだけでは音を増幅してくれないのです。ちなみにパッシブタイプに対して音を増幅する回路を持ったものをアクティブタイプと言います。iBeamにはアクティブタイプも売っているのですが、電池ボックスを付けたり、ボリュームノブを付けたりと大変そうなので、パッシブにして音を増幅するのはギターの外側に持ってこようと思ったわけです。

増幅機(プリアンプ)として、同社の「Para Acoustic D.I」を使用する事にしました。こいつがなかなか優れ物で、音を増幅するプリアンプ回路にD.I(PAに出すときには絶対必要。ライブの時とか)機能が含まれているのはもちろん、イコライザー(音質調整)がパラメトリック使用なのです。そう言えば、製品名にパラって付いている。

パラメトリック、、、、、。難しいですね。
要するに僕みたいな音響とか音声に携わるものには非常に分かりやすく(逆にそうじゃない方には難しいかも、、)理にかなった音質補正機能なのです。構造的にもハウリング(ピーとかブーンとか言うやつ)をより防止できると思います。さらに極性のリバーススイッチもついてたりとまるでミキサーのチャンネルが一個の箱になったって感じで、僕にとっては痒いところに手が届いた感じで、非常にいい!
大きさもコンパクトエフェクターサイズだし、音質も問題なし。パッシブタイプにして正解でした。

まだライブでは使ってないですが、音のほうは思っていたよりずっとイイ!正直ここまでピックアップに期待はしていませんでした。
すごく自然な響きで、ピエゾ(ピックアップの一種)とかよりマイクで取った音にすごく近づいてます。ライブの時はさらにマイク立てて足せばすごくよさそうです。
EQ(さっきの音質補正装置)フラットでは少し低いところが盛り上がっててモコモコしてますが、これは補正すれば全然OK。
時代は進歩してますね~。

音響機器に触れた事がある人とか、機械好きな人には絶対お勧めです。逆にあんまり詳しくない人とか機械嫌いな人はアクティブタイプの方がいいみたいです。ギターに一体化できてスッキリつけれるのもアクティブの魅力ですね。